運用あるあるチェックシート

  • 4段階評価

項目候補 (重複あり)

事象 高負荷 属人的 費用対効果
業務が多岐に渡り、全てを把握することが困難になっている。   ++  
業務の設計思想が失われていて、変えられない作業がある。   +++  
ドキュメントが整備されていない。あっても更新されていない。   +++  
どんなドキュメントが必要なのかがわからない。書き方がわからない。   +++  
ドキュメントがなくても大丈夫だとおもっている。   +++  
ドキュメントがどこにあるのかわからなくなることが多い。   +++  
一部の人間にしかできない業務があり、業務が集中している。 +++ +++  
スキルやノウハウの継承ができていない。   +++  
求められるスキルがわからない。   +++  
異動により現場が混乱することが多い。   +++  
人が育たない。優秀な人が入ってこない、定着しない。   +++  
がんばっても評価されない。     +++
業務や現場自体が評価されている実感がない。     +++
運用作業やトラブルが多く、前向きな改善に着手する余裕がない。 +++ +++ +++
ツールが使いにくいが、改修にはコストと期間が必要なため、我慢して「運用でカバー」して使っている。 +++ +++ +++
「コストセンター」と言われ、コストカット要求への対応に苦慮している。     +++
新規のツールを設計したいが、どんな要求があるのか現場でもわかっていない。   +++  
サービス設計導入時の検討漏れや実装が間にあわない部分を「運用でカバーする」など設計側のその場しのぎの影響を直接受ける。 +++ +++  
開発側都合の「運用でカバー」について開発側に上手くフィードバックできずに放置されている。 +++ +++  
開発から受け入れた手順書について、意図がわからない部分があるため手順書通りの対応しかできない。     +++
個別に対応しすぎて、全てが特別対応に等しくなっている。 +++ +++ +++
依頼されてから動き出すまでのリードタイムが長い。     +++
声の大きいユーザが強く、必要以上のサポートを強いられる。 +++   +++
コスト削減要求が強いが、どう効率化すべきなのかが見えない。     +++
運用メンバーに、もやっとおねがいすることがたまにあり、おねがいしっぱなしになっているものがある。 +++ +++  
依頼元から、もやっとおねがいされることが多い。長らくおねがいされっぱなしのものがある。 +++ +++  
手動で工数を取られている作業があり非効率だ。 +++   +++
他人に引き継ぐ自信のない定常業務がある。   +++  
突発業務が多い。 +++    
非定型業務が多い。(内容 or 依頼形式) +++ +++  
間接業務(ミーティング/定期的な報告やレポート)が多い。 +++   +++
再発型のトラブルが多い。(教訓が生かせない) +++ +++ +++
チケットを使っておらず、メールベースの依頼が中心のため過去の経緯やノウハウはメールボックスの中にある。   +++  
運用設計書がない。   +++  
運用設計って何? +++ +++  
急ぎではない割り込みが多い。 +++    
オペミスが多い。 +++ +++ +++
バグ対応が多い。 +++   +++
アラートが多すぎる。狼少年アラートが多い。 +++   +++
計画的ではない徹夜が多い。 +++    
残業が多い。 +++    
体力的にきつい。 +++    
精神的なプレッシャーがきつい。(上司、顧客、他部署) +++    
「運用はゼロ」が理想とか言われちゃっている。     +++
顧客に「お客様が神様」と言われ、事実上隷属させられている。 +++    
開発側が運用の現状を理解しておらず、苦労している。 +++    
現状をどう改善すればいいのか見えていない。     +++
どの業務で困っているか漠然としている。優先順位が決まっていない。     +++
どの程度、属人作業があるかわからない。   +++  
どの作業がブラックボックス化しているか可視化されていない。   +++  
作業工程について歴史的経緯などのWhyが不明のものがある。   +++  
人手作業を要するなど、非効率な部分がある。エンジニアリングの活用が不十分である。 +++ +++  
定量的評価に必要な測定データが無い。工数、件数を把握できていない。      

全般的

  • プレッシャーが厳しく、精神的につらい
  • 定型化されていない業務が多い。
  • 個別対応が多く、標準対応といえるものの方が少ない。
  • 非定型な内容の依頼が多い。
  • がんばっても評価されている気がしない。
  • 新しく入った人が定着せずにやめてしまう。

コスト系

  • 「運用はゼロが理想」と言われている。
  • 「コストセンター」と言われており、コストカット要求に苦しんでいる。
  • 定量的評価に必要なデータが無い。
  • 工数、件数を適切に把握できていない。
  • 定性的評価に必要な評価基準がない。
  • 定量的評価に必要な評価基準がない。

高負荷系、非効率

  • 体力的にきつい。(20-30代前半)
  • 体力的にきつい。(30代後半-)
  • 残業が多い

突発、短納期

  • 計画的(1週間前に確定)ではない徹夜が多い。
  • 期末の短納期依頼が多い。
  • 突発業務(非定型&1週間未満)が多い。

アラート、トラブル系

  • アラート通知が多すぎる
  • 狼少年通知アラートが多い。
  • トラブルが多い。
  • トラブル対応以外の作業負荷が高い。
  • 場当たり的な自動化/ツール化で、あまり工数が下がらない。
  • つなぎ目で工数がかかっている。
  • 手動で工数が取られている、非効率
  • エンジニアリングが不十分
  • 人力での判断が必要なポイントがある。
  • 同じようなトラブルが再発している。
  • 割り込み業務が多い。 集中力低下による品質低下
  • 優先順位付けが明示されていない(全体的にあいまい)
  • 対外窓口が一元化されていないものがある。(直接問い合わせがくる)
  • 非定型の形式(メール/メッセンジャー)による相談や依頼が多い。
  • 兼務が多く、各タスクの進みが遅い
  • 間接業務(ミーティング/定期レポート)が多い。

運用でカバー系

  • 開発側事情(納期/工数/検討不足)による運用でカバーが頻発している。
  • 開発側事情による運用でカバーに対してフィードバックする流れがなく、改善されない。
  • 声の大きい人への対応の優先順位が高くなっている。
  • 声の大きい人に必要以上のサポート工数がかかっている。
  • お客様の神様化により隷属している。

属人系

  • 異動や退職で混乱することが多い。
  • 前任者からの引継ぎは基本的に期待できない。
  • 設計について聞ける人がいない作業がある。
  • 手順書と違う挙動について聞ける人がいない作業がある。
  • 属人が属人を呼ぶ状況になっている。良くって一子相伝状態。
  • 他人に引き継げない作業がある。(改善、設計系を除く)
  • 求められるスキルが明示されていない。
  • やっていることの背景(why)が不明の作業がある。
  • 設計の背景(why)が不明の作業がある。
  • 判断(権限/理解)できる人が限られている。
  • 緊急時に、判断できる人がおらずにボトルネックになっている。
  • 承認にかかる時間が長い。
  • キーマンがボトルネックになりリードタイムが長い。
  • 障害時に必要な肝心な情報は復旧した後に出てくる。
  • 全体を把握している人がいない
  • 業務が多岐にわたり、現状を把握できない。
  • 情報が失われている、そもそも無い
  • やったことの履歴が残っていないので、後から追えない。
  • 過去の依頼や経緯、ノウハウはメールボックス、メッセンジャーログの中
  • 手順、値を決めた経緯、検証結果、評価結果が失われている。
  • 作業による影響範囲を見誤る

スキル系

  • オペミスが多い。
  • 特定の人に業務が集中している。
  • 特定の人にしかわからない業務がある。
  • ハイスキルな人が単純作業をやっている。
  • 用語がローカルすぎて新人には作業ができない。
  • 人が育たない。
  • 人の入れ替わりが激しい。
  • スキルが継承されない。
  • ノウハウが蓄積/継承されない。

ドキュメント系

  • 全般的に存在しない。どこにあるかわからない。個々人で持っている。
  • 手順が更新されない。
  • 構成情報が更新されない。
  • 設計情報が存在しない。
  • ドキュメントをどう書けばいいかわからない。
  • ドキュメントの内容が属人的で他人にはわからない。
  • ドキュメントのバージョンが輻輳している。どれが一番正確なのかわからない。
  • ドキュメントの記述に統一感がなく、よみづらい、保守工数がかかる。
  • 手順書の字面だけを追ってOKだったが、サービス的にはNGだったことがある。
  • クロスチェックが、シートをチェックすることが目的になってしまい、実質的なチェックになっていない。
  • 作業者はシンプルなドキュメントを求めるが、作成者は厳密さを求める。
  • ツール系- ツールが使いにくいが我慢して使っている。
  • ツールを作りたいが要求があいまいなためとまっている。
  • ツールを作ったが、工数品質効果がでていない。
  • ツールのカオスな設計と実装で、バグ対応も多い。
  • トラブルの復旧作業に必要なツールが動かなかったことがある。
  • マクロによる自動化を会社に禁止されている。

その他部署系

  • システムが変わっても、開発から運用への連絡がない。
  • もやっと渡されてそのままのものがある
  • 部署をまたぐと改善が進まない。
  • 部署間でお互いに部分最適化が進み対立している。
  • 各部署が作業オーナが自分だとは思っていない。
  • レイヤーが違うと文化が違う。
  • サービスのカオスな設計と実装、バグ対応が多い。

その他改善系

  • 部分的な改善で全体のスループットを求められる。
  • 例外処理(原因不明なトラブルなどの対応)があらかじめ決まっていない。
  • 業務範囲と期待があいまい。
  • 前向きな改善をする余裕がない。
  • どう改善すればいいかわからない。
  • どこに困っているか漠然としている。
  • 優先順位が決まっていない。
  • 想定しない運用があとからでてくる。運用設計不足。
  • 運用設計が無い、古い、見たこと無い。
事象 悪い影響 望ましい状況 Remarks
業務が多岐に渡り、全てを把握することが困難になっている。 xxがおきる。 業務が俯瞰しやすく、把握しやすい状態になっている。 (sample)

回答内容による類型化

はたして可能か?