step-1 ミニマム版の作成 (属人レベルの確認)

1. 個人ベースでの作成

対象スコープ(工程)について、作業カタログ (ミニマム版)を作成する

作業カタログ (ミニマム版) (doc-level-1. 整理):

- 作業名
- 手順書の有無/場所
- スキル概要 (or 作業可能な人の名前)
- 利用ツール概要 (必要なアカウントを含む)
- トリガー
- 属人レベル

イメージ(旧バージョン):

../../_images/minimum-sample.png

手順1. 作業のリストアップ

手順2. 手順書の置き場書き出し

なぜ記述するのか

  • ドキュメントの課題

手順3. スキル概要の書き出し

なぜ記述するのか

  • スキルの課題

手順4. 利用ツール概要の書き出し

なぜ記述するのか

  • ツールの課題

手順5. トリガーの明記 (時間/イベント)

その作業が何をトリガーに発生するのか

手順6. 属人レベルの明記

属人依存レベル(A-C)一覧:

../../_images/depend-level.png
A: 高度な判断が要求されるもの
俺じゃないとできないし、渡したくないもの
B: AでもCでもないもの
俺じゃないとできないけど、渡したいもの
C: 手順書ベースで判断をともなわないルーチンワーク
俺じゃなくてもできるもの (例外が発生した場合は中止してエスカレーションする。)

確認: 属人依存の現状分布

属人依存分布一覧:

../../_images/depend-assessment.png
Aが多い: 職人芸、匠集団の現場。ハイリスク。
最も個性に依存しており、業務が複雑で設計思想(Why)が失われるリスクが高い。
Bが多い: 属人的な現場
Aに次いで複雑、質的な高負荷を招きやすく、非効率であること考えられる。
Cが多い: 非属人的な現場
手順化自動化などにより量的にスケールする構成になっている可能性が高い。

2. チームベースでの作成

個人が持ち寄ったミニマム版をマージして、チームとしての作業カタログ(ミニマム版)を作成する。

3. 作業カタログ(ミニマム版)の効果

業務の属人依存状況見える化

  • 全体的な属人依存状況の見える化
  • 業務別属人状況の見える化