Phase-0 スコープ定義

スコープの選択

フルカバレッジ
現場における全運用業務について、当初は粒度を粗めに整理し、徐々に詳細化していくモデル手法。 業務の全体像を俯瞰しやすい。
ミニマムスタート
現場における運用業務のうち、特定スコープについて詳細に「見える化」していくモデル手法。 工数と効果の調整がしやすい。
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ミニマムスタート (スコープシートの作成)

分析対象のスコープを決める。

step-1 3大業務

運用現場の3大業務は何かを明確にしてみる

例:

- 開通作業
- 故障対応
- 更新作業

Note

主要3業務でも良いし、量的な上位3業務でも良い。

step-2 7工程で表現

3大業務の業務フローを7工程で表現してみる

例:

1. inbound
2. 前作業 (確認、承認など)
3. 本作業
4. 後作業 (報告、資料更新など)
5. outbound
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step-3 見える化対象となる工程の確定

21工程のうち、1工程についてまず作業カタログを作成してみる。

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スコープシート作成の効果

現状認識の見える化

  • 現時点で認識している “コアコンピタンス(3大作業)” の明確化
  • “やっていること(execute)” のアウトラインの見える化
  • “重視している問題点” の明確化